- Q1:アナログ仕様のリモート/ローカル付きDBを購入しましたが、リモートで運転ができません。なぜですか?
- A1:モード1でLOCAL/REMOTE選定をREMOTEに選択し、かつ31番~32番端子を短絡してください。
- Q2:旧DB1000と新DB1000では端子の位置は同じですか?
- A2:端子の位置は同じです。しかし新タイプは端子数が増えており、番号は変わっています。
- Q3:オートマニュアル外部切替付き機器を発注し入手しましたが、機能がついているのか否か不明です。確認の方法を教えてください?
- A3:形式には反映されていません。製造番号シール脇に「DN0-10」の追加シールがつきます。
- Q4:スロープ表示(SLOPE)が点灯し、設定値(SV値)が変化しています。
- A4:設定値を変更した時、モード2で設定したSV変化率の機能が働いているためです。
- Q5:PID関連設定のモード3をロックしていますが、オートチューニング(AT)は可能ですか?
- A5:可能です。キー入力設定ができないだけで、ATの実行によるPIDの書き換えは行います。
- Q6:プリセットマニュアルを使用したいが、モード4でプリセットマニュアルのパラメータが表示されません。何故ですか?
- A6:設定値切換外部入力付き仕様で、かつプリセットマニュアル付きのオプション指定が必要です。このオプションがない機器はパラメータが呼び出せません。
- Q7:警報端子1、2と警報端子3、4のコモン端子(COM)は共通で使用できますか?
- A7:実質的には問題なく使用できます。ただし、警報負荷によってはリレーの寿命が短くなります。
- Q8:オートチューニング(AT)がスタートしない。「?マーク」が消えません。何故でしょうか?
- A8:モード1でキーロックがされています。モード画面で「>キー」を押し、ロックを外してください。また、リモート運転中(リモートランプが点灯)はATはスタートしません。
- Q9:接続したコントロールモータが0%と100%の動きを繰り返します。何故ですか?
- A9:フィードバック抵抗の配線が断線か、逆になっています。確認後、再度FBチューニングを実施してください。
- Q10:制御出力の動作を逆に出来ますか?制御の出力特性を反対に出来ますか?
- A10:可能です。モード4のOUTPUT MODE(出力モード)で、REVERSE(リバース:逆動作)をDIRECT(ダイレクト:正動作)に設定変更してください。
- Q11:警報が発生しましたが、警報出力を一時的に解除したい。可能ですか?
- A11:可能です。モード1でALARM RESETをNONからRESETへ変更してください。警報出力を解除し、代わりにWAITランプが点灯します。警報が発生しなくなりますとWAITは消灯します。
- Q12:放熱しにくい制御なので、PV=SVの時の調節出力を0%に変更したい。方法を教えてください。
- A12:モード4で出力プリセットを初期値の50.0%から0.0%に変更してください。
- Q13:第二表示部の液晶がオレンジ色になっていますが、何故ですか?
- A13:警報が出ているか、バックライト色がオレンジの設定になっています。モード11のDISPLAY BACK LIGHTの画面で、設定変更が可能です。
- Q14:MODEキーを押すと「No DISP」となり、SELキーを押しても設定項目が表示されません。
- A14:最初のMODE画面で左右キーを押して「No DISP」を消せば、表示がでます。
- Q15:設定変更ができません。「KEY LOCK」が表示されます。
- A15:最初のMODE画面で左右キーを押して「LOCK」表示を消してください。
- Q16:現行品と旧型を簡単に見分ける方法がありますか?
- A16:現行品は機器前面下部のカバー部に、モデル名が『DB1□□□B』と『B』が付いています。
- Q17:旧型を現行品に更新する場合、入出力の取り合いで注意することがありますか?
- A17:旧型では警報などのデジタル出力4点が標準でオープンコレクタでしたが、現行品は標準でリレー接点出力に変更されています。
- Q18:4~20mA入力で使用する場合、受信抵抗を外付けする必要がありますか?
- A18:電流入力専用端子に受信抵抗(約250Ω)が内蔵されていますので、外付け抵抗は不要です。
- Q19:B熱電対で使っていますが、室温付近でかなり指示誤差が大きいのですが、何故でしょうか?
- A19:B熱電対は熱起電力が相対的に小さく、JISでは600℃未満は規定外になっています。特に起電力の特性上、室温近くの低温域では誤差が大きくなります。
- Q20:白金コバルト測温抵抗体の測定レンジを持っていますか?
- A20:測温抵抗体4線式モデルに白金コバルト測温抵抗体の測定レンジが用意されています。白金コバルト測温抵抗体は当社独自の測温抵抗体なので、他社の受信計器とは繋がりません。
- Q21:測定値(PV)や設定値(SV)の値を外部に出力できますか?
- A21:オプションの伝送出力を付けると4~20mAや電圧信号の外部信号出力が可能です。絶縁出力で出力スケーリング機能が付いています。
- Q22:カスケード制御の2次調節計として使用できますか?
- A22:オプションのリモート信号入力をつけることで可能です。
- Q23:Z制御というモデルがありますがPID制御とは違うのですか?
- A23:Z制御はザゼンソウの発熱機構を解析した岩手大学の研究に基づき開発された当社独自の制御アルゴリズムです。主にオーバシュート抑制に優れた『ZRISEモード』と省エネルギーと安定した制御を実現する『ZECOモード』があります。設定には専用のPIDを使用し、且つ従来のPID方式も選択できます。価格もDB1000の標準価格と同一です。なお、DB2000にZ制御仕様はありません。