デジタルプログラム調節計 KP1000

 
  • Q1:プリセットマニュアル機能を使用したいのですが、可能ですか?
  • A1:KP1000にはプリセットマニュアル機能を付加できません。KP2000を選定して頂き、外部信号入力のオプションを選定してください。
  • Q2:警報端子1、2と警報端子3、4のコモン端子(COM)は共通で使用できますか?
  • A2:実質的には問題なく使用できます。ただし、警報負荷によってはリレーの寿命が短くなります。
  • Q3:オートチューニング(AT)がスタートしない。「?マーク」が消えません。何故でしょうか?
  • A3:モード1でキーロックがされています。モード画面で「>キー」を押し、ロックを外してください。また、リモート運転中(リモートランプが点灯)はATはスタートしません。
  • Q4:接続したコントロールモータが0%と100%の動きを繰り返します。何故ですか?
  • A4:フィードバック抵抗の配線が断線か、逆になっています。確認後、再度FBチューニングを実施してください。
  • Q5:制御出力の動作を逆に出来ますか?制御の出力特性を反対に出来ますか?
  • A5:可能です。モード4のOUTPUT MODE(出力モード)で、REVERSE(リバース:逆動作)をDIRECT(ダイレクト:正動作)に設定変更してください。
  • Q6:警報が発生しましたが、警報出力を一時的に解除したい。可能ですか?
  • A6:可能です。モード1でALARM RESETをNONからRESETへ変更してください。警報出力を解除し、代わりにWAITランプが点灯します。警報が発生しなくなりますとWAITは消灯します。
  • Q7:放熱しにくい制御なので、PV=SVの時の調節出力を0%に変更したい。方法を教えてください。
  • A7:モード4で出力プリセットを初期値の50.0%から0.0%に変更してください。
  • Q8:MODEキーを押すと「No DISP」となり、SELキーを押しても設定項目が表示されません。
  • A8:最初のMODE画面で左右キーを押して「No DISP」を消せば、表示がでます。
  • Q9:設定変更ができません。「KEY LOCK」が表示されます。
  • A9:最初のMODE画面で左右キーを押して「LOCK」表示を消してください。
  • Q10:第二表示部の液晶がオレンジ色になっていますが、何故ですか?
  • A10:警報が出ているか、バックライト色がオレンジの設定になっています。モード11のDISPLAY  BACK LIGHTの画面で、設定変更が可能です。
  • Q11:二位置式(オンオフ)制御のKPはありますか?
  • A11:オンオフパルス形PID式を選定し、モード3でP=0としますと、二位置式制御となります。
  • Q12:設定温度に到達しているのに次のステップにプログラムが進んでいきません。
  • A12:WAITランプが点灯していれば、実温度補償機能を使用しており、設定温度に実温度が到達していないと認識しています。実温度補償設定値において、かなり小さな値が入っている可能性がありますので、設定値を確認、変更してください。
  • Q13:プログラム終了時、指定の調節出力を出したいが、可能ですか?
  • A13:可能です。モード4でプログラム終了時出力を設定します。0.0%も設定可能です。
  • Q14:バックアップ電池(リチウム電池)の寿命はどのくらいですか?
  • A14:電池の寿命は約5年です。通電しないで放置した場合は、電池交換をお薦めします。 
  • Q15:旧KPには50/60Hzの切換え設定がありましたが、新KPには無いのですか? 
  • A15:旧KPはノイズ対策の為、設定しておりました。新KPは不要になりました。 
  • Q16:プログラムの時間設定を時/分から分/秒に変更することは可能ですか?
  • A16:可能です。モード2の時間単位で選定します。旧KPでは購入時のオプション対応でした。 
  • Q17:通信を使用していています。旧KPから新KPに更新したら、通信ができなくなりました。何故ですか?
  • A17:旧KPとは通信形態の初期値の設定が異なる為、モード8でコミュニケーションプロコトルをMODBUSからPRIVATEに変更してください。(初期値は、旧KPがPRIVATE 4800bps 新KPがMODBUS 9600bpsです。) 
  • Q18:パターンを選択しRUNさせると前回運転していたパターン番号にもどってしまいます。気がつかないで、前回のパターンで運転してしまいました。何故ですか? 
  • A18:実行しようとしているパターンが不完全な状態になっていますので、確認してください。不完全なパターンはKP自身が受け付けませんので、直前の正常なパターンが選定されます。 
  • Q19:RUN中に実行中のSTEPの設定値を変更できますか?
  • A19:MODE0で変更可能です。しかし元のパターンは変更されておりません。今回限りの一時的な変更です。 
  • Q20:マニュアルに切り替えたいのですが、切り換えができません。 
  • A20:運転操作画面でFNC+A/Mキーを押してください。その画面以外では受け付けません。または、モード1でFUNCTION LOCKがONになっていないか、確認してください。 
  • Q21:FNCキーを押してもFNCランプが点灯せず、操作ができません。 
  • A21:ファンクションキーがロックされている可能性があります。MODE1のFUNCTION KEY画面でLOCKからUNLOCKに変更してください。 
  • Q22:外部駆動でプログラムを運転させたいが、スタートしません。 
  • A22:プログラム駆動方式の設定を確認してください。モード1でPROGRAM DRIVE SETがMASTER KEYですと、前面キーで駆動されます。MASTER EXTまたはSLAVE EXTを設定してください。 
  • Q23:RUNさせようとすると、エラー60:PATTERN NO SETTING と表示されます。原因は何ですか? 
  • A23:選択したパターンが正しく設定されていません。リンクの有無や繰り返しステップを確認してください。 
  • Q24:タイムシグナルのON時間とOFF時間の意味が解りません。 
  • A24:ステップを開始してから、タイムシグナルがONになるまでの時間がON時間、ONしてからOFFになるまでの時間がOFF時間となります。 
  • Q25:現行品と旧型を簡単に見分ける方法がありますか?
  • A25:現行品は機器前面下部のカバー部に、モデル名が『KP1□□□C』と『C』が付いています。 
  • Q26:旧型を現行品に更新する場合、入出力の取り合いで注意することがありますか?
  • A26:旧型では警報などのデジタル出力4点が標準でオープンコレクタでしたが、現行品は標準でリレー接点出力に変更されています。 
  • Q27:4~20mA入力で使用する場合、受信抵抗を外付けする必要がありますか?
  • A27:電流入力専用端子に受信抵抗(約250Ω)が内蔵されていますので、外付け抵抗は不要です。 
  • Q28:B熱電対で使っていますが、室温付近でかなり指示誤差が大きいのですが、何故でしょうか?
  • A28:B熱電対は熱起電力が相対的に小さく、JISでは600℃未満は規定外になっています。特に起電力の特性上、室温近くの低温域では誤差が大きくなります。 
  • Q29:白金コバルト測温抵抗体の測定レンジを持っていますか?
  • A29:測温抵抗体4線式モデルに白金コバルト測温抵抗体の測定レンジが用意されています。白金コバルト測温抵抗体は当社独自の測温抵抗体なので、他社の受信計器とは繋がりません。 
  • Q30:測定値(PV)や設定値(SV)の値を外部に出力できますか?
  • A30:オプションの伝送出力を付けると4~20mAや電圧信号の外部信号出力が可能です。絶縁出力で出力スケーリング機能が付いています。